オレ達なんかが

オレ達なんかが、こんなにダダダーッとバンド続けるなんて誰が想像していただろうね?

オレだって、ある時点までは想像できなかったよ。

バンドって、特にオレ達みたいな「出逢い」に重心があるバンドっていうのかな、そういうバンドって、ある種、賭けなのよ。


じゃあ、やってみようかってやって、やってみてよかったから続いたんだよね。最初は。

そこはホンマ、ラッキー、たなぼたよ。


うん、今思い返してみても、2003年までっていうのは、そんな感じだったよ。

バンド、当然って感じ。バンド、当たり前っていう。


だけど、世の中ってオレみたいなバカなんかより皆さんがご存じの通り、そんなに甘くない。


バンド、続けていくのが難しくなっていく瞬間ってそれからは幾度もあったね。数え切れないくらい。

それに、当然ってやってた部分が難しくなっていくっていうのも重なってきたりする。


やめようって思ったことはないよ。


だけど、「続けられるのかな?これでいいのかな?」



そんなそれまで考えたこともなかったようなことを考えることも多くなったのは事実としてあるね。


オレ達はそういうことを隠したり、誤魔化したりしない。


それって音として表象としてでちゃうからね。



結構、オレ達のパフォーマンス見てて不安になっちゃう瞬間って、それこそ2004年以降って結構あったんじゃない?


だけど、今、どうだろう。

こうやってミュージアムだなんだってまだまだやれてる。いろんなこと考えたり迷ったり悩んだりしながら。


そういった意味じゃホンマ、しゃんぺ〜って幸せなのかもしれないね。


来年もライブキメキメでかましたいって思えてるしね。