山野L体制

前に、ヤマノイズとインジャパンのこれからについて腹割って話ししたってことを軽く書いてたよね。
そのこときっちり話ししておきたくて。


結論から先に言うと、インジャパンは今後期限を特には設定せず、

”山野L体制”

でアクションしていくことになる。


単純な話で、ヤマノイズが実質的なリーダーとしてバンドを引っ張っていくってこと。

これまでね、インジャパンでヤマノイズが役割としてのリーダーをやるってことはなかった。そう言えると思うんだ。それはファンのみんなもわかるんじゃないかな。

ヤマノイズは独特のポジションで、独特の汗感とかツバ感とか世界観を醸しだしていた。そしてそれがバンドと呼応しあう、みたいな。そんな存在だったよね。


ただ、ここに来て、ヤマノイズの個人マネジメント問題あったよね。
6月の2Days結局出演キャンセルになったってことは記憶にも新しいと思う。

結局アレは、ヤマノイズの個人マネジメントの浅い考えが事の発端でね。

ほら、ヤマノイズって2,3年前からソロやってるじゃない?
アレ、すごい好評でさ。

それで、個人マネジメントが「ノイズさん、バンドから離れてソロでやるべきです」みたいなことをヤマノイズに言ったらしい。


ヤマノイズはもちろん相手にしなかったよ。

「なんでインジャパンをやめなきゃいけないんだ。サッカーとかの次くらいに楽しくてカンファタブルなものをやめるわけないだろ」ってね。

だけど、個人マネジメントがタチ悪くてね。
6月のコンサートのキャンセルを強行してきやがった。

まったくサイテーな奴らだよ。
だけどね、オレ、目くじら立てて怒鳴り込んだりしなかったよ。


「おたく達、儲けたいんでしょ?ヤマノイズソロだけでやる方が儲かるって思ってるんでしょ?
だけど、ちょっとこれ見て」っつってさ。

資料見せたわけ。エクセルでパッパッて、パッて、アメをコーラにつける感じで作った資料をね。

なに、簡単なものでね。
ヤマノイズソロのみの収益とインジャパンとヤマノイズソロ両方やったときの収益を比較してあげたのね。

「昨対(昨年対比)がこうで、市況がこうだから、結果的にヤマノイズソロだけやるより何%儲けられるよ」

ってね。

個人マネジメント、喜んでたよ。

まぁ、それだけさ。


そんなこともあり、6月の2daysに関しては、ヒューマンの負担が異常に増えてしまったわけだ。

オレは1dayのみ、ギター弾いて歌ってってさ。気楽なもんだったけど、
ヒューマン、アイツは2daysやらないといけなかった。

しかも、2日目はたった一人で…。
誰の助けも求めず…。

やり切ったよ。アイツは。
さすがだと思った。

ただ、その代償はあまりにも大きかった。

ヒューマン、やっぱり相当キツかったらしい…。
3人でやることを1人でやったわけだからね…。

それで「ちょっと休みたい」って素直に言ってくれた。

オレ、ちょっと食い下がったよ。
「なんでだよ。わかんねぇよ。2日目一人でやることに関してはタイムリミット的には厳しかったかもしれなかったけえど止めたじゃないか」ってね。

首都に来てからっていうもの、マトモに動けてない自分への焦り、怒りもあってね…。勝手な発言だったと思うよ。

でも「わかったよ。休もう」ってね。言ってさ。

それで、話戻りますけど、ヤマノイズと話しなきゃってなってさ。

結果、”山野L体制”で行くってことでオレ含めてメンバー、スタッフ全員納得した。


ヤマノイズも「結成10年目にして、牽引役をやるなんてね。楽しみだね。イイ形でバンドが結成10周年を迎えられることを誓うよ」ってね。


そういうわけで、新体制を迎えたワケさ。

これからもオレ達インジャパンをヨロシク頼むぜ。